戻る
記事の投稿要領
記事の投稿
名前
(必須)
Eメール
(任意)
件名
記事
> [551] [第322回バーチャル句会 選句結果] [せいちさん] > > > [550] [第322回バーチャル句会 選句結果] [室井良雄さん] > > > > みなさんこんにちは、バーチャル句会世話役の室井です。 > > 第322回バーチャル句会の選句結果を発表します。 > > > > なお本句会の感想、選句御礼及びご意見等につきましては、新規の発言でこの選句結果の後に続けて下さい。 > > ──────────────────────────────────────── > > 句会名 第322回バーチャル句会 > > 兼 題 「神無月/凩/大根干す」 > > 兼題担当 ミキ さん > > 投句期間 2022/11/13 (日) ~ 2022/11/19 (土) > > 投句発表 2022/11/20 (日) > > 選句期間 2022/11/20 (日) ~ 2022/11/26 (土) > > 選句発表 2022/11/27 (日) > > 投句者数 11 名 > > 投句総数 33 句 > > 選句者数 10 名 > > 選句、コメント総数 134 > > 世話役 室井 > > ──────────────────────────────────────── > > 兼題に添えて・・・ ミキさんより > > > > 兼題 「神無月/凩/大根干す」 > > > > > > ☆神無月(神の留守) > > > > 空狭き都に住むや神無月 夏目漱石 > > 神無月夕日をうけて山座る 松崎鉄之助 > > バス停に小座布団あり神の留守 吉岡桂六 > > > > > > ☆凩(木枯) > > > > 海に出て木枯帰るところなし 山口誓子 > > 木枯らしの隅に予約のレストラン 小澤克己 > > ふたりして岬の凩きくことも 大木あまり > > > > > > ☆大根干す(干大根 懸大根 掛大根) > > > > 大根干す匂ひのさはに日のさはに 行方克巳 > > 曲り家の曲りを隠す懸大根 森岡正作 > > 真白な干大根の一日目 太田土男 > > > > ──────────────────────────────────────── > > [投句一覧] > > 001 こがらしやオレンジ色の京都橘 ⑦パパ > > 002 凩の夜やラジオの声乱る ようこ > > 003 大根干すこゑ姦しき祖国かな 翔平 > > 004 懸大根揺るる軒先田舎道 ようこ > > 005 木枯らしやライブ中継渋谷から 甘 > > 006 しなやかに掛け大根の陽に細る 雪絵 > > 007 凩やすぐに落ち着く犬の耳 泥亀 > > 008 手水舎の柄杓乾きて神の留守 ようこ > > 009 干大根採れたて野菜の傍らに 木犀 > > 010 浜風のやさしくつよく懸大根 甘 > > 011 凩や浪の彼方の竹生島 よしを > > 012 川中に隠るる石や神無月 翔平 > > 013 道標に雀の遊ぶ神無月 泥亀 > > 014 凩や声掛け合ひし電工夫 雪絵 > > 015 大根干す潮の香りの津久井浜 よしを > > 016 神無月かの地この地に大火球 ミキ > > 017 掘割の社家に日当たる干大根 泥亀 > > 018 凩に挑むがごとく走り来る 木犀 > > 019 Y字路に凩しばし迷ひけり びーどろ > > 020 願ふ手のスマホに向かふ神の留守 甘 > > 021 里山へ帯を張りたる干大根 ミキ > > 022 山裾の夕暮れ早し干大根 せいち > > 023 神無月神の船出の風吹く津 びーどろ > > 024 長屋めく大根干すてふ頴娃(えい)の町 ⑦パパ > > 025 神無月音声案内故障中 せいち > > 026 神無月ストーブリーグ始まりぬ ⑦パパ > > 027 接種後の十五分待ち初木枯 ミキ > > 028 畑の丘海へなだるる大根干し びーどろ > > 029 凩やけふはけふとて行きゆかむ 翔平 > > 030 神無月社いつものたたずまい 木犀 > > 031 口笛で来る凩のプレリュード せいち > > 032 連れ立ちて社見回る神の留守 雪絵 > > 033 路地奥の朱き鳥居や神無月 よしを > > ──────────────────────────────────────── > > [投句者一覧] 11 名 敬称略 > > ⑦パパ せいち びーどろ ようこ > > よしを ミキ 木犀 泥亀 > > 甘 翔平 雪絵 > > ──────────────────────────────────────── > > [選句一覧] > > > > 33 句の作品に対するさまざまな読みをお楽しみください。 > > > > ──────────────────────────────── > > 001 こがらしやオレンジ色の京都橘 ⑦パパ > > ──────────────────────────────── > > > > コ 木犀 > > 京都橘の意味が分からず画像検索したところ京都橘高校吹奏楽部マーチングバンド、オ > > レンジ色はその制服の色と判明しました。こがらしの寒々しさと制服の色の元気な明る > > さの対比が効いています。 > > > > コ 甘 > > 京都橘をググると学校名。京の橋めぐりをされたのでしょうか。 > > > > 自 ⑦パパ > > 自句)ローズ・パレード、ディズニーパレード、台湾の国慶節と海外でも「オレンジの > > 悪魔」と大絶賛の京都橘吹奏楽部の踊りながらの演奏に魅了され、暇さえあればYouTub > > eを見ています。 > > > > ──────────────────────────────── > > 002 凩の夜やラジオの声乱る ようこ > > ──────────────────────────────── > > > > 選 びーどろ > > 凩とラジオの声乱る、の取り合せがいい。 > > > > 選 雪絵 > > ラジオの声が乱れるほどの凩に、寒さまで伝わって来ますね。 > > > > コ ミキ > > 気に入った音楽を聴いていたのに、凩に電波を乱されてしまったのですね。 > > > > コ 甘 > > 深夜放送に耳傾けた時代によくあったものです。 > > > > 自 ようこ > > 自句です。凩の夜は何か不安な心境になります。 > > > > ──────────────────────────────── > > 003 大根干すこゑ姦しき祖国かな 翔平 > > ──────────────────────────────── > > > > コ ミキ > > どこまでも姦しくいられるのは平和だからと思う作者です。 > > > > コ 甘 > > 肝心なことをそっちのけにしての論議が多すぎますね。 > > > > ──────────────────────────────── > > 004 懸大根揺るる軒先田舎道 ようこ > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ⑦パパ > > 大きな景の大根干すばかりイメージしていましたので、軒に干すが新鮮でした。どちら > > かといえば軒に干す方が多いのに。 > > > > 選 びーどろ > > 実際の光景を目にしている人の句か。田舎道、は推敲の余地がありそう。 > > > > 選 よしを > > 最近は見かけませんが、子供の頃の登下校で見た情景が懐かしく思い出されます。 > > > > 選 ミキ > > 土ぼこりが舞うような田舎道は昔のことでしょうが、懐かしいですね。 > > > > コ 甘 > > 懸大根そのものに ” 揺るる”姿 が含まれているから音数がもったいない。 > > > > コ 雪絵 > > 懸大根は重いので揺れませんが、もう漬け頃になっているのでしょうね。 > > > > 自 ようこ > > 自句です。谷内六郎(週刊新潮の表紙の絵)の世界を思い浮かべました。 > > > > ──────────────────────────────── > > 005 木枯らしやライブ中継渋谷から 甘 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 せいち > > 凩の中のライブ、熱気で凩など吹っ飛ぶだろう。 > > > > 自 甘 > > 朝のTVには凩の日もほとんど変わらぬライブが流れます。 > > > > ──────────────────────────────── > > 006 しなやかに掛け大根の陽に細る 雪絵 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ⑦パパ > > 干された多くの大根の隙間から溢れる、細い陽の光がきれいです。 > > > > 選 びーどろ > > 陽に細る、が時間の経過を表している。 > > > > 選 ようこ > > しなやかに~細るという表現が新鮮でした。 > > > > 選 よしを > > 大根を干して水分を3分の1位に減らすと味わいが増し、程よい歯応えの沢庵ができる > > と聞いたことがあります。 > > 「しなやか」と捉えた作者の感性が大根の美味しさを伝えてくれます。 > > > > 選 ミキ > > たくあん漬けにしたら、とても美味しそうですね。陽の匂いがします。 > > > > コ 甘 > > ”陽に ”が要らないようにも > > > > ──────────────────────────────── > > 007 凩やすぐに落ち着く犬の耳 泥亀 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ⑦パパ > > 犬派なので、犬の句はいただきます。 > > > > 選 せいち > > 耳を欹てていたが、なんだ凩か、といったところだろう。 > > > > 選 よしを > > 犬は用心深い動物なので、小さな音でも敏感に反応します。 > > 凩の穏やかならぬ音に耳をそばだてたものの、侵入者ではないと分かって安心する犬の > > 表情が見えてきます。 > > > > 選 木犀 > > 犬をよく観察されていますね。凩の気配に気がついて耳を動かしていたのでしょう。 > > > > 選 甘 > > 垂れ耳に戻る姿が目に浮かびます。 > > > > ──────────────────────────────── > > 008 手水舎の柄杓乾きて神の留守 ようこ > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ⑦パパ > > 上五中七の措辞が意外な気付きでした。 > > > > 選 せいち > > 柄杓の乾いているところを見つけたのは手柄です。 > > > > 選 びーどろ > > 神の留守で、お詣りにくる人もなく・・・。 > > > > 選 雪絵 > > 小さな事に気付くと共に、参拝者の無い寂しさが身に沁みますね。 > > > > コ ミキ > > お参りに来る人が少ないのですね、神様の留守だから? > > > > コ 木犀 > > 主の神様が留守の神社にはお参りする人もいないことが柄杓のの乾きからうかがえます > > 。 > > > > コ 甘 > > 神の留守→参拝客の減少の因果の句になったのが惜しまれる。 > > > > 自 ようこ > > 自句です。孫の七五三でお詣りした神社の景です。 > > > > ──────────────────────────────── > > 009 干大根採れたて野菜の傍らに 木犀 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 びーどろ > > 地元野菜の販売所か? 干大根をどの状態で売っているのか、少し分かりにくい。 > > > > 選 よしを > > 農産物の直売所でしょうか? > > 私が時々立ち寄る田舎の道の駅は新鮮な野菜が売りの直売所とは言うものの、季節の果 > > 物や漬物、干し物、花、植木、乳製品なども並べていて、地元の人だけでなく観光客も > > 立ち寄る店で、この句からはそのような賑わいのある直売所を思い浮かべました。 > > > > 選 雪絵 > > この時期の、農産物の直売所の景を思い浮かべました。 > > > > コ ミキ > > 農家の庭先でしょうか。収穫の恵みを色んな方法で味わいます。 > > > > コ 甘 > > 散文的なのが惜しい。 > > > > 自 木犀 > > 実際は切り干し大根でしたが、野菜の直売所で売っていました。 > > > > ──────────────────────────────── > > 010 浜風のやさしくつよく懸大根 甘 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 泥亀 > > 浜風が正解。 > > > > コ せいち > > コメント、海辺近くの風景もいいものだ。 > > > > 自 甘 > > つよく よりも、あまくとすればよかった。 > > > > ──────────────────────────────── > > 011 凩や浪の彼方の竹生島 よしを > > ──────────────────────────────── > > > > 選 せいち > > 琵琶湖岸の佇まい。比良颪か伊吹颪に干されている。いい情景です。 > > > > 選 木犀 > > 見たことはないのですが、波立つ琵琶湖のかなたに見える島の映像がうかびました。 > > > > 選 雪絵 > > 凩の行方は竹生島であろうと眺めているお姿が覗えます。 > > 「浪の彼方」がいいですね。 > > > > コ ミキ > > 琵琶湖に浮かぶ島ですね、日本画のように端正です。 > > > > コ 甘 > > 中七下五には北颪がふさわしい感じも。 > > > > ──────────────────────────────── > > 012 川中に隠るる石や神無月 翔平 > > ──────────────────────────────── > > > > コ 甘 > > 上五中七に季節的なモノかコトがあれば良い取り合わせに。 > > > > ──────────────────────────────── > > 013 道標に雀の遊ぶ神無月 泥亀 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ミキ > > 何気ないさりげない光景をとらえた、優しさの俳句。神無月にも神を感じます。 > > > > 選 雪絵 > > ここの所、穏やかな日和が続きますね。 > > > > コ 甘 > > 雀の群れが集まる時期をよく捉えています。 > > > > ──────────────────────────────── > > 014 凩や声掛け合ひし電工夫 雪絵 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 せいち > > 高い空中での作業、事故を起こさぬよう注意。 > > > > 選 ようこ > > 電工夫、あまり聞きなれない言葉ですが、職業としてはすぐわかります。凩の中での作 > > 業は大変だと思います。 > > > > 選 泥亀 > > 凩の中での電気工事現場の描写は大変です。 > > > > 選 甘 > > いつもより大声でのやり取りが見えます。 > > > > コ ミキ > > 予定していた日は生憎の凩だったようですが、声を掛け合って作業する様子に職人魂が > > 。「声掛け合へる」が臨場感あるように思います。 > > > > コ 木犀 > > 屋外の工事で、凩の中でいつもより慎重に作業をしているのでしょう。 > > > > ──────────────────────────────── > > 015 大根干す潮の香りの津久井浜 よしを > > ──────────────────────────────── > > > > コ 甘 > > 浜の情景が浮かびます。 > > > > ──────────────────────────────── > > 016 神無月かの地この地に大火球 ミキ > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ようこ > > 神様のいない間に、大火球とは物騒です。 > > > > 選 よしを > > そうですね、今私たちの周りに不穏な気配が忍び寄って来るのが感じられます。 > > > > 選 泥亀 > > 出雲より火球を消しに神を派遣して欲しく願う。 > > > > 選 甘 > > ウクライナ、日本海にぶっそうな火球。日本の神々にお祓いをしてもらいたい。 > > > > ──────────────────────────────── > > 017 掘割の社家に日当たる干大根 泥亀 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 せいち > > こんな風景もいい、一度見てみたい。 > > > > 選 びーどろ > > 伊勢神宮、あるいは出雲大社あたりの社家町か。代々、神職を助けてきた家々の > > 庭や軒先で大根を干している素朴な景。 > > > > 選 甘 > > 干し大根の白さが眩しそう。 > > > > コ ミキ > > 良く目の効いた俳句と思います。 > > > > ──────────────────────────────── > > 018 凩に挑むがごとく走り来る 木犀 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ようこ > > 挑むがごとくがいいですね。元気が出る句です。 > > > > 選 泥亀 > > 凩に挑戦する姿勢に拍手。 > > > > コ 甘 > > 何が、誰が来るのかヒントがあれば。 > > > > コ 雪絵 > > 元気な子供たちの姿が覗えます。 > > > > 自 木犀 > > 高校の体育の授業です。 > > > > ──────────────────────────────── > > 019 Y字路に凩しばし迷ひけり びーどろ > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ようこ > > 擬人化が効いています。 > > > > 選 よしを > > 面白い。 > > 俳句では凩だつて迷うのだ > > > > 選 ミキ > > こう詠まれると凩が生き物のように、親しみ感じます。 > > 凩で切ると、別な解釈になるでしょうか。 > > > > 選 木犀 > > 擬人化がおもしろいと思いました。凩に託して人生の選択のことを詠んだのかもしれま > > せん。 > > > > コ 甘 > > 擬人法に断定は強すぎかも。 > > > > コ 雪絵 > > Y字路でなく、「三叉路」でしたら戴きました。 > > > > 自 びーどろ > > Y字路というと、横尾忠則のY字路シリーズのちょっとシュールな絵を思い出す。 > > 時間が止ったような景の中で、動くのは凩のみ。 > > > > ──────────────────────────────── > > 020 願ふ手のスマホに向かふ神の留守 甘 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 木犀 > > スマホを使えば遠い地に集まっている神様たちにも願い事が届けられそうです。 > > > > コ ミキ > > お参りした手がすぐスマホを操作、ちょっとした風刺が盛りこまれました。 > > > > 自 甘 > > クイズ番組でやたら手を合わす芸人が目につくので。 > > > > ──────────────────────────────── > > 021 里山へ帯を張りたる干大根 ミキ > > ──────────────────────────────── > > > > コ びーどろ > > 中7は大体、雰囲気が分かるが、表現にもう一工夫。 > > > > コ 甘 > > 情景がよく伝わります。 > > > > コ 雪絵 > > 里山に棒を渡し沢山干して有りますが、まるで白い帯のようですね。 > > > > ──────────────────────────────── > > 022 山裾の夕暮れ早し干大根 せいち > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ようこ > > 里山の昔懐かしい風景を思い浮かべました。 > > > > 選 よしを > > 一幅の絵を見るような里山の情景ですね。 > > > > 選 木犀 > > 山あいの暮れかかった里に干し大根の白さが浮き上がって見えます。 > > > > 選 泥亀 > > 山裾より暮れる里に感謝。 > > > > 選 甘 > > 干大根の白さが際立つ時間です。 > > > > 選 雪絵 > > 初冬の風物詩ですね。 > > > > コ ミキ > > 枯草に差していた日も沈み、干し大根の静かな存在感。 > > > > 自 せいち > > 自句、山裾から日は陰ってくる。下五は「大根干し」だったかも。 > > > > ──────────────────────────────── > > 023 神無月神の船出の風吹く津 びーどろ > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ミキ > > 神が二カ所に据えられて、渡し場を出る船の安全をひそかに祈っている感じがします。 > > > > コ 甘 > > 説明が過ぎるようにも。 > > > > 自 びーどろ > > 神無月の津(港)の風は、出雲へ向かう神の船出の風かと。 > > > > ──────────────────────────────── > > 024 長屋めく大根干すてふ頴娃(えい)の町 ⑦パパ > > ──────────────────────────────── > > > > コ ミキ > > 大根を干すような長屋風の町に美しい女が、、。鑑賞が難しいです。 > > > > コ 甘 > > 大規模な干大根の町のようすが見える。 > > > > 自 ⑦パパ > > 自句)画像検索で1番最初に出てきたのが、鹿児島の頴娃町の画像でした。 > > > > ──────────────────────────────── > > 025 神無月音声案内故障中 せいち > > ──────────────────────────────── > > > > コ ミキ > > これは困ります、神様早く戻ってください。漢字だけで舌を噛みそうな、すなわち故障 > > 中。 > > > > コ 甘 > > 神主さんの祝詞も録音だったのかも。 > > > > ──────────────────────────────── > > 026 神無月ストーブリーグ始まりぬ ⑦パパ > > ──────────────────────────────── > > > > コ 甘 > > 今年はまだまだ出てきそうですね。 > > > > 自 ⑦パパ > > 自句)当たり前過ぎた気がしています。 > > > > ──────────────────────────────── > > 027 接種後の十五分待ち初木枯 ミキ > > ──────────────────────────────── > > > > 選 木犀 > > コロナワクチンの接種にこの冬も気が抜けないと思う作者ですね。 > > > > 選 泥亀 > > 十五分間とは有り難いね。 > > > > 選 甘 > > 待合室での光景が伝わります。 > > > > コ 雪絵 > > 接種後の待ち時間は長く感じますね。 > > > > ──────────────────────────────── > > 028 畑の丘海へなだるる大根干し びーどろ > > ──────────────────────────────── > > > > 選 泥亀 > > だんだんと続く大根の姿に感動。 > > > > 選 甘 > > 段々畑の横一列の縣大根が雪崩のように海へ向かう景が見えます。 > > > > コ せいち > > コメント、こんな景色あるだろう。上五を反対にして「丘の畑」と丘でなく、畑がなだ > > れ込むのが良いかも知れない。 > > > > コ ミキ > > 作業しづらかったでしょうが、最高の日当たりです! > > > > 自 びーどろ > > 三浦半島の三浦大根の畑。丘の上に広がっていて、遠く眼下に海が見える。 > > > > ──────────────────────────────── > > 029 凩やけふはけふとて行きゆかむ 翔平 > > ──────────────────────────────── > > > > コ ミキ > > 達観してますか。 > > > > コ 甘 > > 凩に負けない気合が見えます。 > > > > ──────────────────────────────── > > 030 神無月社いつものたたずまい 木犀 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ⑦パパ > > 面白かったです。そう、神様が留守にしても風景はなにも変わらないですね。 > > > > 選 せいち > > たとえ神様が居られなくとも、変わりはない。当たり前のようだが、その当たり前を句 > > にするのも面白い。 > > > > コ ミキ > > 外見は変わりないという、クールな作者を想像しました。 > > > > コ 泥亀 > > 神が不在でも神社は健在。 > > > > コ 甘 > > 作者もいつものように参拝。 > > > > 自 木犀 > > 林の中にある小さな神社は神無月でもいつもと同じ姿でした。 > > > > ──────────────────────────────── > > 031 口笛で来る凩のプレリュード せいち > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ミキ > > 素敵!たしかにヒューと鳴る凩。お洒落な俳句ですね。 > > > > 選 木犀 > > この口笛は虎落笛でしょうか。北風小僧の寒太郎の歌を思い出しました。 > > > > 選 雪絵 > > 凩の寒気も失せるような、お洒落なお句ですね。 > > > > コ 甘 > > のびのびと歩く作者が見えます。 > > > > ──────────────────────────────── > > 032 連れ立ちて社見回る神の留守 雪絵 > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ⑦パパ > > > > コ ミキ > > 「連れ立ちて」に神様の留守中も丁寧におつとめする様子がうかがわれます。 > > > > コ 木犀 > > 住人は神様が留守でもしっかり社をお守りしているのですね。 > > > > コ 甘 > > 氏子のみなさんの役割でしょうか。 > > > > ──────────────────────────────── > > 033 路地奥の朱き鳥居や神無月 よしを > > ──────────────────────────────── > > > > 選 ミキ > > 通りすぎる時さっと手を合わせてお参りする善男善女、こんな町を見かけたことを思い > > 出しました。 > > > > コ 甘 > > 神無月であろうがなかろうが、参拝の作者。 > > > > > > ──────────────────────────────────────── > > [選句者一覧] 10 名 敬称略 > > ⑦パパ せいち びーどろ ようこ > > よしを ミキ 木犀 泥亀 > > 甘 雪絵 > > ──────────────────────────────────────── > > 第322回バーチャル句会 選句得票記録 > > [選句得票数順作品一覧] > > > > 022 山裾の夕暮れ早し干大根 せいち 選 6 コ 1 > > 006 しなやかに掛け大根の陽に細る 雪絵 選 5 コ 1 > > 007 凩やすぐに落ち着く犬の耳 泥亀 選 5 コ 0 > > 004 懸大根揺るる軒先田舎道 ようこ 選 4 コ 2 > > 008 手水舎の柄杓乾きて神の留守 ようこ 選 4 コ 3 > > 014 凩や声掛け合ひし電工夫 雪絵 選 4 コ 2 > > 016 神無月かの地この地に大火球 ミキ 選 4 コ 0 > > 019 Y字路に凩しばし迷ひけり びーどろ 選 4 コ 2 > > 009 干大根採れたて野菜の傍らに 木犀 選 3 コ 2 > > 011 凩や浪の彼方の竹生島 よしを 選 3 コ 2 > > 017 掘割の社家に日当たる干大根 泥亀 選 3 コ 1 > > 027 接種後の十五分待ち初木枯 ミキ 選 3 コ 1 > > 031 口笛で来る凩のプレリュード せいち 選 3 コ 1 > > 002 凩の夜やラジオの声乱る ようこ 選 2 コ 2 > > 013 道標に雀の遊ぶ神無月 泥亀 選 2 コ 1 > > 018 凩に挑むがごとく走り来る 木犀 選 2 コ 2 > > 028 畑の丘海へなだるる大根干し びーどろ 選 2 コ 2 > > 030 神無月社いつものたたずまい 木犀 選 2 コ 3 > > 005 木枯らしやライブ中継渋谷から 甘 選 1 コ 0 > > 010 浜風のやさしくつよく懸大根 甘 選 1 コ 1 > > 020 願ふ手のスマホに向かふ神の留守 甘 選 1 コ 1 > > 023 神無月神の船出の風吹く津 びーどろ 選 1 コ 1 > > 032 連れ立ちて社見回る神の留守 雪絵 選 1 コ 3 > > 033 路地奥の朱き鳥居や神無月 よしを 選 1 コ 1 > > 001 こがらしやオレンジ色の京都橘 ⑦パパ 選 0 コ 2 > > 003 大根干すこゑ姦しき祖国かな 翔平 選 0 コ 2 > > 012 川中に隠るる石や神無月 翔平 選 0 コ 1 > > 015 大根干す潮の香りの津久井浜 よしを 選 0 コ 1 > > 021 里山へ帯を張りたる干大根 ミキ 選 0 コ 3 > > 024 長屋めく大根干すてふ頴娃(えい)の町 ⑦パパ 選 0 コ 2 > > 025 神無月音声案内故障中 せいち 選 0 コ 2 > > 026 神無月ストーブリーグ始まりぬ ⑦パパ 選 0 コ 1 > > 029 凩やけふはけふとて行きゆかむ 翔平 選 0 コ 2 > > > > ──────────────────────────────────────── > > 次回バーチャル句会のお題担当と開催日程について > > > > 句会開催案内の第11項に記載しているように、バーチャル句会のお題担当は前回の句会の「最高得票句の作者」が当たることになっています。 > > したがって次回(第323回バーチャル句会)のお題担当者は「せいち」さんとなります。 > > お題担当から句会世話役への兼題提出期限は 2022/12/09 (金)です。 > > お題担当をお引き受けいただけるなら 2022/12/03 (土)までにこの掲示板にお題担当承諾の表明をお願いいたします。 > > なお、お題担当者には後日句会世話役から、兼題の提出方法と提出先メールアドレスをお知らせします。 > > また、事情によりお題担当をお引き受けいただけない場合は、句会世話役から次点句の作者にお題担当を依頼しますので、その旨をメールにてお知らせ下さい。 > > > > なお、次回(第323回バーチャル句会)の開催日程は次のように予定していますので、ご承知おきください。 > > 句会案内発表 2022/12/10 (土) > > 投句期間 2022/12/11 (日) ~ 2022/12/17 (土) > > 投句一覧発表 2022/12/18 (日) > > 選句期間 2022/12/18 (日) ~ 2022/12/24 (土) > > 選句結果発表 2022/12/25 (日) > > ──────────────────────────────────────── > >バーチャル句会の皆様、せいちです。この度は多くの方に拙句を取っていただきありがとうございます。この句会はどの句にも皆様の短評がり、色々な見方があるものだと大いに参考にさせてもらっています。 > 次回の兼題担当を喜んで引き受けさせていただきます。 > また、毎回お世話いただく室井良雄様には感謝感謝です。 > 以上
削除キー
(任意)
記事の削除認証キー (半角英数8文字以内)
投稿キー
(必須)
右の数字を入力してください
投稿