★ HOME ★
彼の人と 雪見したりし 京かな
凍る身の 芯まで冷やす 氷雨かな凜として 氷雨の中に 梅薫り糖尿の 身なり散歩す 氷雨なか
寒き中花を咲かせる梅の花春告げる花を咲かせる梅の花凍える身梅の花見て春を知る立つ春の厳しき寒さ梅が咲き世の騒ぎ静める様な寒さ哉 隆
寒牡丹、藁囲さへ仄か也。 もぐら
明月が ご覧の如き 暮れの街明月が 眺めて御座る 歌舞伎町寒の中 震える人や 月眺め凍え死ぬ 人を見つめる 明月やシャブ漬けにされた女や目が虚ろシャブ中で 暴力奮う 女哉シャブを売り ぬくぬくしてる 奴等哉
家出の娘 生き血吸い取る 男かな春を売る 老婆見つめる 秋の月熱を出し ガードで寝てる 女かな
よる寒く昼間寝る人の群れ見捨てられ闇の世界に頼る人コンビニの残飯群れる人の数身体売る女の群れる広場哉老醜を逸らして生きる身体売り 隆
平家栄え 弐拾餘年 敦盛謡秋風が しみじみ吹いて 世も替わる月見草 華やかに咲く 秋の夜五拾年 栄枯盛衰 世の変わり 敦盛の 謡の響く 秋の夜
静けさや いくさ止めた日 蝉の声熱かった 玉音ながれ 戦止め敦盛の 仕舞を舞いて 盆送り権勢を 奢りて滅ぶ 年流れ静けさや 五十鈴の流れ 身を清め生き残る 己を侘びる 五十鈴かな半世紀 過ぎて忘れぬ 盆の日や 生きている 思い噛みしめ 盆迎え友はみな 彼の地に逝きし 我は生き夕顔が 咲き誇りたる 盆の夜小督の譜 庭に流れる 盆の日や
蒸し暑さ 冷気の風で 寒くなり蒸し風呂の 思いを飛ばす ビルの風生きる為 懸命なりし 女哉人類の 最古の仕事 生きる哉改札の 側でペタリと 座る娘やなにしてる 聞くと友待ち 平然と 雀子