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白雨ふる客引き帰依し歌舞伎町 看板を白雨の中を派遣かな 夜の街白く見えたる豪雨降り 豪雨にて人を集めしゲーム店 人消えて静かになりし白雨かな
十字形の可憐な花や毒ダメ咲雨の中色づき始む紫陽花や御苑行く梅雨の中にて美しき世の俗を洗い流すか緑濃き
くれなゐの牡丹に、けふの贅を尽す。 もぐら牡丹みて、渋茶を喫むもけふの贅。 もぐら千両は、結局万両にならざりき。 もぐら
ベンチありて、我また一句なさむ、とす。 もぐら世の中はおしゃべりばかり、中ジョッキ。 もぐら
目に入るけむり、葉桜、浅草寺。 もぐらさつき晴、参詣疲れ大わらじ。 もぐらすべからく金龍山や、鯉幟。 もぐら
きのふきのふ、きのふは過ぎてつつじかな。 もぐら都のみか、シャッター押すも忘れけり。 もぐら俳諧のあげくの木瓜にて、ありにけり。 もぐら
枯れ枝は枯れ枝なりし、庭の春。 もぐら
山桜 染井吉野と 競いけり野の草をそっと手折れし愛おしき早桜 躑躅や咲きし 春になる 雀子
ぽつねんと咲き始めたる桜かな蕾さき白く見え出す桜かな
松山は、梅も桜も大天守。 もぐら
半月を肩にかざして、湯の帰り。 もぐら千年はきのふのごとき春、道後。 もぐら